オール電化リフォームで光熱費は下がる?オール電化リフォームのポイントを徹底解説!
電力の自由化に伴い、オール電化リフォームを検討する人が増加傾向にあります。
しかし、オール電化リフォームを行うことがどのようなメリットがあるのかわからないという方も多いでしょう。
そこで、今回はオール電化リフォームのメリットやデメリット、さらにリフォームのポイントについて解説していきます。
オール電化リフォームとは?
オール電化とは生活に必要なすべてのエネルギーを電気でまかなうということです。
つまり、プロパンガスや都市ガスなどを一切使用せずに電気エネルギーだけで生活するということ。
お湯を沸かすのはもちろん、料理するのもすべて電気を使用するのがオール電化です。
1980年頃からオール電化を採用した物件が建てられていました。
しかし、当時の技術では高効率化が実現できず、電気代が非常に高かったのです。
そのため、一般家庭には普及せずに一部の高級マンションや高級ホテルのみで採用されていました。
そこから、電気技術が発達し、2001年に株式会社コロナが世界で初めてエコキュートを販売。エコキュートが販売されたことがきっかけで、一般住宅でオール電化が広まっていきました。
今では、新築住宅の3割ほどがオール電化となっており、今後もますます普及していくことが予想されます。
オール電化リフォームで光熱費は下がる?
オール電化が普及している背景に光熱費の削減を期待できるということがあります。
特にプロパンガスを使用しているご家庭では光熱費の大幅な削減を期待できるでしょう。
もちろん、プロパンガスではなく都市ガスの場合でも光熱費を削減できる可能性があります。
たとえば、都市ガスと電気を使用している場合、それぞれに基本料金がかかります。
基本料金というのは使用量にかかわらず、絶対にかかるものなので、ガスと電気の両方を支払わなければなりません。
しかし、オール電化の場合はガスの契約をする必要がないので、ガスの基本料金がかからないのです。
つまり、電気契約の基本料金だけを支払えば良いので、光熱費を削減できる可能性が高いのです。
また、昨今はさまざまな電気プランが展開されており、電気を使用する時間帯や曜日によって電気料金が細かく設定されています。
たとえば、ガス併用の場合だと、電気を使えば使うほど、どんどん単価が上がっていきます。
しかし、オール電化専用プランの場合、夕方や夜間、休日などは料金単価が低く設定されていることが多いです。(※電力会社、プランによる)
そのため、ライフスタイルに合わせて適切な電力会社やプランを選べば、ガス併用よりも光熱費を削減できるかもしれません。
オール電化リフォームのメリットは?
オール電化リフォームのメリットは主に5つ挙げられます。
1. 光熱費の管理がしやすい
ガスの契約がなく電気契約のみなので、光熱費の管理がしやすいのがメリットです。
最近は携帯電話会社やインターネット会社からお得な電気プランが展開されており、インターネット費用と合算することも可能。
さらに、プラン内容によっては携帯電話使用料やインターネット使用料が値引きされることもあります。
2. 深夜電力で大幅な光熱費の削減
オール電化リフォームを行う場合は電気プランの変更が必須となります。
というのも、オール電化の場合、深夜電力をすることで高いメリットが得られるのです。
たとえば、お湯を沸かすエコキュートは電気単価が安い深夜にお湯を沸かしてタンクで保温しています。
ガスの場合は、お湯を使用するたびにガスを使用してお湯を沸かすので、その都度ガス代がかかっているイメージです。
しかし、エコキュートの場合は料金が安い深夜に300L以上のお湯を溜めておくので、光熱費を抑えられます。(※タンク容量はメーカーや商品によって異なります。)
3. 火災のリスクを低減
オール電化の場合、火を使わないので火災の発生リスクを減らせます。
ガスの場合はガスコンロや給湯器など、実際に火を使って料理したり、お湯を沸かしたりします。
ただ、火を使用しているため引火の可能性があり、火災リスクも高くなってしまいます。
一方、オール電化であれば、電気しか使用しないので、ガスよりも火災リスクが低いのがメリットといえるでしょう。
4. 災害時の復旧が早い
災害時の復旧が早いのもオール電化のメリットといえます。
地震などの自然災害発生時は、ガスの復旧に時間がかかることが多いです。
実際、災害時は電気、水道、ガスの順番でライフラインが復旧されるのが一般的。
つまり、オール電化であればエネルギーの復旧が早いので、早めにライフラインを確保できるというメリットがあります。
また、太陽光発電パネルや蓄電池があれば、電気が復旧する前でも家の中で電気を使用できます。
そのため、災害に非常に強いというのが魅力的だといえるでしょう。
5. 環境に優しい
ガスに比べるとCO2の排出量が少ないので環境に優しいのも特徴の一つ。
また、太陽光発電を利用すれば、太陽エネルギーを使用して電気をつくるので、非常に環境に優しいといえるでしょう。
もちろん、太陽エネルギーを使用しているので電気代すらかからず、光熱費を大幅に抑えることができるのです。
オール電化リフォームのデメリットは?
オール電化にはさまざまなメリットがありますが、デメリットについても理解しておきましょう。
1. ガスコンロが使用できない
オール電化の場合、ガスコンロではなくIHを使用します。また、調理器具によってはIHに対応していないものもあるので、調理器具をIH対応のものに買い替えなければなりません。
また、ガスに比べて火力が弱いと感じられる方もいらっしゃいます。
ただ、最近のIHは熱効率が非常に高いので、ガスに劣らないほどの火力があります。
2. 停電時は使用できない
オール電化はすべてのエネルギー源が電気です。つまり、停電時は給湯器やIHを一切使用することができません。
3. 導入コストがかかる
導入コストがかかってしまうのもデメリットとして挙げられます。
オール電化にするには給湯器をエコキュートに変えなければなりません。
さらに、ガスコンロをIHに交換する必要があります。
そのため、初期費用がかかってしまうのがデメリットといえるでしょう。
もちろん、光熱費を削減できる可能性が高いので、長い目で見ればお得かもしれません。
オール電化リフォームのポイントは?
オール電化リフォームのポイントは光熱費をしっかりとシミュレーションすることです。
現在の光熱費からどれくらい削減できるのかを入念にシミュレーションして、オール電化のメリットを理解することをおすすめします。
また、エコキュートやIHなど、さまざまな種類があるので、ライフスタイルや用途に合わせて選ぶのがポイントといえるでしょう。
さらに、電気プランについても各プランを比較して、どのプランが最適なのかを見極める必要があります。
オール電化リフォームのまとめ
オール電化リフォームを行うことで光熱費を削減できるでしょう。ただ、初期費用がかかってしまうので、どれくらいのメリットがあるのか、しっかりとシミュレーションする必要があります。
株式会社大坪装建では、オール電化に対応したIHやエコキュートの設置、交換が可能です。
また、ご要望に合わせて最適な商品をご提案させていただきます。
大坪装建でオール電化をご検討の方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
まずはお気軽にお問い合わせください。0120-333-2448:00〜17:00(定休日:日曜日)
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