外壁塗装で断熱効果が期待できる？

住宅業界では「断熱性能」が注目を集めています。

住宅の高断熱化はいたるところで求められており、断熱材や屋根材の改良などが進められています。

特に注文住宅の場合は断熱性能をアピールしているハウスメーカーが多く、断熱性が高い家の需要が高まっていることがわかります。

しかし、すでに戸建て住宅に住んでいる方の場合、断熱材を入れ替えることは大がかりな工事となるため現実的ではないでしょう。

そこで、今回は「外壁塗装リフォームで断熱効果が期待できる？」をテーマに断熱塗料や遮熱塗料について解説していきます。

断熱性能に注目が集まる

断熱材だけでもたくさんの種類があり、ハウスメーカーのみならずリフォーム業者の間でも「断熱性能」を意識するようになってきています。

断熱性能が意識され出したのは地球温暖化やヒートアイランド現象がきっかけとされています。

さらに、「省エネ」という言葉が浸透し、光熱費の削減や電気エネルギーの削減が話題となりました。

というのも断熱性能と省エネというのは密接に関係しているのです。

断熱性能が向上することで冷暖房効率が高まり、結果的にエアコンの使用量（電気使用量）が減るので省エネにつながるということ。

したがって、断熱性能の向上は環境への配慮だけでなく光熱費の削減にもつながることから、幅広い範囲で注目を集めています。

外壁塗装で断熱性能を向上できる？

すでに家を建てた後では断熱材を入れ替えるとなると、大がかりな工事が必要となります。

そこで、塗料メーカーは外壁や屋根に使用するための熱を通しにくい塗料を開発したのです。

大規模な断熱リフォームを行うことなく、外壁塗装で断熱性能を上げることに着目し、近年話題になりつつあります。

断熱塗料と遮熱塗料を使用！

外壁塗装で断熱性能を上げるには断熱塗料や遮熱塗料を使用します。

どちらも同じような効果があるとイメージされがちですが、熱を通さない構造や仕組みが全く違うのです。

断熱塗料の特徴

断熱塗料の特徴は最大の特徴は室内の温度上昇を抑えられるという点です。

断熱塗料は熱伝導を抑えるので、外部から室内へ温度が伝わるのを防いでくれます。

そのため、暑い夏の日でも外からの温度が伝わりにくいので、室温を一定に保ちやすくするという特徴があります。

ただ、あくまでも熱伝導を抑えるための塗料なので、外壁自体の温度は高くなります。

遮熱塗料の特徴

遮熱塗料は文字通り、熱を遮る塗料です。

遮熱塗料には太陽から放出されている赤外線を反射させる成分が含まれているので、熱を遮断できます。

そもそも、太陽の光には紫外線と赤外線、可視光線が含まれていますが、熱を感じさせるのは赤外線と一部の可視光線です。

わかりやすくいうと、夏に日焼け止めクリームを塗っても暑さは感じますよね。

日焼け止めクリームは「紫外線」をカットすることはできますが、赤外線をカットすることができないので、温度を感じるということなのです。

遮熱塗料には赤外線や可視光線を遮断する成分が配合されているので、太陽からの熱い光を遮断することが可能です。

断熱塗料と遮熱塗料は似ているようで、構造や仕組みが全く違います。

ただ、最近は断熱塗料と遮熱塗料が組み合わさった塗料が主流になりつつあるので、どちらの効果も感じられるようになってきています。

断熱塗料や遮熱塗料のメリットとデメリット

断熱塗料や遮熱塗料はどちらも断熱性能を上げるという意味では効果を期待できる塗料です。

ただ、メリットとデメリットを理解した上で外壁塗装に使用するか検討したほうが良いでしょう。

断熱塗料や遮熱塗料のメリット

断熱塗料や遮熱塗料には大きく分けて4つのメリットがあります。

光熱費削減

断熱塗料や遮熱塗料は断熱性能を上げられるので室温を快適な温度に保ちやすくするという効果を期待できます。

外気温の影響を受けにくくなるので、冷暖房効率が上がり光熱費を削減することが可能。

特に夏場の冷房は消費電力が高くなるので、電気代が上がってしまうのが一般的です。

しかし、断熱性能を上げることで冷暖房効率を高められるので消費電力を抑えることができるのです。

断熱塗料や遮熱塗料を使用した外壁塗装は光熱削減にもつながると近年話題になりつつあります。

防音効果

塗料に含まれる複数のセラミック層によって防音効果が期待できるというメリットがあります。

実際、断熱性能の向上目的に断熱塗料を使用したケースがありますが、防音・消音効果も感じられたという声も少なくありません。

熱による劣化を抑制

遮熱塗料の場合、熱を遮る効果があるため外壁を太陽の光から守ってくれるという効果があります。

そもそも、外壁は太陽から放出される熱や紫外線などによって劣化が進みます。

しかし、遮熱塗料を使って外壁塗装を行えば、太陽光を遮断できるので外壁を長持ちさせることができるのです。

耐久性が高い

断熱塗料、遮熱塗料は一般的な塗料と比較すると2倍近い耐久性があります。

耐久性が高いのでメンテナンス頻度を抑えることができ、トータルにかかる費用を抑えられる可能性もあるでしょう。

断熱塗料や遮熱塗料のデメリット

メリットがたくさんある断熱塗料、遮熱塗料ですがデメリットについても理解しておきましょう。

費用対効果がわかりにくい

断熱性能というのは体感しにくいというデメリットがあります。

また、断熱性能を具体的に数字で表すことができないため、効果がわかりにくいかもしれません。

※断熱性能を判断する際に熱損失係数を表すQ値を使用しますが、ハウスメーカーの新築で使用されるのが一般的

ただ、冷暖房効率が上がることでエアコンの電気消費量が抑えられるので光熱費が削減できていれば断熱塗料の効果を実感できるでしょう。

効果を感じられない場合もある

断熱塗料や遮熱塗料を使用して外壁塗装を行ったとしても、効果を実感できない場合があります。

というのも、住宅の断熱性能というのは外壁塗装だけでなく、屋根の種類や断熱材、基礎断熱など、それぞれの断熱効果が集約されて決められるものです。

したがって、外壁の断熱性能を向上させても、体感できるほどの効果を得られない可能性があります。

ただ、もともと断熱性能が低い家や屋根が金属系の住宅であれば、比較的効果を実感しやすいでしょう。

施工の難易度が高い

断熱塗料や遮熱塗料を使用して外壁塗装を行うには、高い技術と豊富な経験が必要です。

一般的な塗料よりも施工が難しく、高い技術がなければ施工できない場合も少なくありません。

また、塗料メーカーが規定している方法で施工しなければ、本来の性能を発揮できないとこともあるでしょう。

したがって、リフォーム業者によっては断熱塗料や遮熱塗料に対応していないところも珍しくありません。

断熱塗料を使用した外壁塗装はプロの業者に依頼

断熱塗料や遮熱塗料を検討する際はプロの業者に依頼しましょう。

さらに、これまでに断熱塗料の実績がある業者に依頼するのがおすすめです。

株式会社大坪装建ではこれまでに断熱塗料を使用した外壁塗装リフォームの経験が多数あります。

断熱塗料や遮熱塗料に興味がある方は、ぜひ一度株式会社大坪装建にご相談ください。

まずはお気軽にお問い合わせください。0120-333-2448:00〜17:00（定休日：日曜日）

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