外壁塗装で使用する塗料の種類は?

外壁塗装で使用する塗料の種類は?

外壁塗装で使用する塗料には様々な種類があります。

使用する塗料によって耐久性はもちろん、特徴が大きく異なります。

そこで、今回は外壁塗装で使用する塗料の種類について紹介していきます。

それぞれの特徴を理解して、ぴったりの塗料を選びましょう。

外壁塗装で使用する塗料の種類

外壁塗装で使用する塗料は大きく分けて8種類から選べるのが一般的です。

ただ、業者によって取り扱っている塗料が異なることもあるでしょう。

それぞれの違いや特徴について紹介していくので、ぜひ参考にしてください。

アクリル樹脂系塗料

外壁塗装で使用する塗料の中でも古くから使用されているのがアクリル樹脂系塗料。

ほかの塗料よりも施工費用を抑えられるのが特徴であり、面積の広いところを塗装するときなどに向いています。

ただ、耐久年数が比較的短いので、定期的なメンテナンスが必須になるでしょう。

したがって、メンテナンス性や耐久性などを重視するのであれば、ほかの塗料を選ぶことをおすすめします。

ウレタン樹脂系塗料

ウレタン樹脂系塗料は頻繁に使用されるようになってきました。

塗料の性質が柔らかいので、どのような形状にも塗装できるのが特徴の一つ。

さらに、コストもそこまで高くはないので外壁塗装にあまりお金をかけたくないという方におすすめの塗料です。

また、アクリル樹脂系塗料よりも耐久性に優れているのでコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。

ただ、塗料の特性上、どうしても見た目に光沢感が出てしまいます。

独特の光沢感があるので、見た目が気になってしまうという方も少なくありません。

シリコン樹脂系塗料

シリコン樹脂系塗料は最も多く使用されている塗料の一つ

昨今はハウスメーカーなどでも使用されており、安心感のある塗料といえるでしょう。

耐久性についてもウレタン樹脂系塗料やアクリル樹脂系塗料よりも長持ちするので、メンテナンス性にも優れています

さらに、シリコン樹脂系塗料は高い耐候性が特徴なので、雨や紫外線の影響を受けにくいのもメリットです。

実際、多くの外壁塗装リフォームで使用されているので、選択肢の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

フッ素樹脂系塗料

フッ素樹脂系塗料はマンションなどで使用されるのが一般的です。

フッ素樹脂系塗料は耐久性の高さが特徴です。

もちろん、建物の立地条件や風土、環境によって耐久年数は左右されますが、平均して耐久性が高いといえるでしょう。

ほかの塗料と比べると施工費用が高いので初期費用が多くかかってしまいますが、メンテナンスの頻度を少なくしたいという方にはおすすめの塗料です。

ラジカル制御塗料

ラジカル制御塗料は外壁塗装の塗料の中でも比較的歴史が新しい塗料の一つです。

2015年に日本ペイントという大手塗料メーカーより販売が開始され、またたく間に話題の塗料となりました。

ラジカル制御塗料の最大の特徴はコストパフォーマンスの高さです。

塗料のコストを抑えつつ、優れた耐久性を実現しています。

ラジカル制御塗料には高耐候酸化チタンと光安定剤が配合されているので、紫外線の影響を受けにくく、塗膜の変色や劣化を防いでくれるという仕組みです。

さらに、チョーキング現象が起きにくいのも特徴といえるでしょう。

まだまだ外壁塗装の業界では新しい塗料ですが、コストパフォーマンスに優れており、今後は幅広いところで活用されることが予想されます。

光触媒塗料

光触媒塗料もラジカル制御塗料と同様に新しい塗料です。

最近は大手ハウスメーカーでも使用しており、戸建て住宅でも幅広く使われています。

光触媒塗料の特徴は汚れのつきにくさにあります。

光触媒塗料に配合された特殊な成分が紫外線と反応し、塗膜に付着した汚れを浮かばせることが可能。

そして、雨が降ると浮かび上がった汚れが流れ落ちるという仕組みです。

アクリル樹脂系塗料やシリコン樹脂系塗料よりも耐久年数が長いのでメンテナンス性にも優れています。

ただ、外壁塗装では比較的新しい塗料なので取り扱っていない業者も少なくありません。

セラミック塗料

セラミック塗料は断熱性と遮熱性に優れているので、建物の性能を向上したいという方には非常におすすめの塗料です。

しかし、厳密には「セラミック塗料」と呼ばれる塗料は存在しません。

セラミック塗料にはアクリル樹脂系塗料をベースにしたものとウレタン樹脂系塗料をベースにしたものの二種類あり、二つを総称してセラミック塗料と呼んでいます。

ベースの塗料によって耐久性や費用が異なるので、塗料の種類をあらかじめ確認しておくことが大切です。

アクリル樹脂系塗料をベースにしたセラミック塗料の場合、コストは抑えられていますが、耐久性が低いので短い頻度でメンテナンスが必要になるでしょう。

一方、ウレタン樹脂系塗料がベースのセラミック塗料であれば、耐久性にも優れておりバランスの取れた塗料といれるでしょう。

ただし、一般的なウレタン樹脂系塗料よりも割高になってしまうので、予算に合わせて検討することをおすすめします。

ナノテクノロジー塗料

ナノテクノロジー塗料は最新技術によって作られた水性塗料の一つです。

ナノレベルの超微粒子によって構成されているナノテクノロジー塗料はセルフクリーニング機能が備わっているのが最大の特徴。

塗膜に付着した汚れが雨によって流れるので、お手入れの必要がないのが魅力的です。

また、ほかの塗料の生産工程と異なり環境に配慮されているのも特徴の一つといえるでしょう。

CO2の排出量を減らすために合成樹脂をできるだけ抑えて製造しているので、環境にも優しい塗料なのです。

ただ、新しい塗料なので取り扱っている業者が少ないのも事実。

さらに、塗料自体が他の塗料よりも高いので費用を抑えたい方には向いていないかもしれません。

塗料の選び方は?

たくさんの種類の塗料から、どの塗料を選べば良いかわからないという方も多いでしょう。

塗料それぞれに耐久年数や耐候性、さらに機能や費用などの違いがあるので、しっかりと理解した上で最適な塗料を選ぶのがポイントです。

たとえば、できるだけ費用を抑えたいという方にはアクリル樹脂系塗料やウレタン樹脂系塗料がおすすめ。

そして、メンテナンス頻度を抑えてお手入れを楽にしたいという方はラジカル制御塗料がおすすめといえるでしょう。

そのほか、塗料によってカラーバリエーションが異なることもあります。

好みの色で選ぶのでも問題ありません。

ただ、耐久性が低い塗料を選んでしまうと、またすぐに外壁塗装が必要になってしまいます。

そのため、外壁塗装にかかる費用やメンテナンス、機能などを総合的に判断するのがポイントです。

外壁塗装で使用する塗料選びはプロに相談!

外壁塗装で使用する塗料選びはプロに相談することをおすすめします。

弊社ではお客様からしっかりとご要望やご予算をヒアリングさせていただき、最適な塗料をご提案させていただきます。

これまでに多くの外壁塗装リフォームの実績があり、さまざまな視点から塗料のアドバイスをさせていただきます。

そして、それぞれの特徴やメリット・デメリットなどをわかりやすくご説明させていただき、ぴったりの塗料をお選びいただければと思います。

外壁塗装で使用する塗料にお悩みの方は、ぜひ株式会社大坪装建へご相談ください。

まずはお気軽にお問い合わせください。0120-333-2448:00〜17:00(定休日:日曜日)

お問い合わせ 大正工業株式会社